病院長からのご挨拶

令和7年4月1日(新任のご挨拶)
独立行政法人国立病院機構新潟病院
病院長 佐藤 晶

令和7年4月1日、独立行政法人国立病院機構新潟病院の院長に就任いたしました佐藤晶です。
人は本当に困ったときに、何を必要とするでしょうか。安心して自分らしく生きていくために、何があればいいでしょうか。高度な知識と経験をもつ専門家が親身になって対応し、安心して身をゆだねられる環境。私たちの病院は、病気とともに暮らす方々に対しそのような役割を担えるよう、日々努力しています。
当院は、昭和14年に傷痍軍人の療養のために設立され、その後の結核の時代を経て、現在は、「こどもとおとなのための医療センター」として難治性神経筋疾患患者、重症心身障害児(者)の診療および福祉を担う病院として発展してきています。また、地域のニーズに応じて二次救急を含めたこどもとおとなのための医療を担っています。

現在病床数は350床で、急性期が58床、障害者病床が292病床です。急性期病床では、内科、小児科、脳神経内科、外科等、様々な領域の患者さんに対応し地域医療を支えています。障害者病床においては、障害者総合支援法に基づく療養介護病床と児童福祉法に基づく医療型障害児病床を有し、人工呼吸管理や胃瘻栄養その他の必要な医療と並行して、機能訓練、看護、介護および日常生活上のお世話などの療養介護を提供しています。Post-NICU病床では、高度な医療の継続が必要なお子様の療養をおこなっています。体の機能障害があっても、一人一人の可能性を最大限に引き出し育てていくという文化が、当院の長年の歴史の中で培われてきました。診療に際し、リハビリテーションの療法士や臨床心理士による治療的支援、薬剤師や管理栄養士による指導、生活支援員による療養介護、医療福祉相談員による相談支援など、多職種がかかわり、患者さんのニーズに多面的に対応できるよう、努力しています。
また、在宅の神経筋疾患患者や重症心身障害児(者)が安心して暮らせるよう、通所施設たんぽぽ、24時間対応可能な訪問看護ゆきさくらを運営しており、病棟では短期入所の受け入れを行っています。
今後も医療安全、感染対策、災害対応、看護学校運営など、病院機能の充実に尽力してまいりますのでよろしくお願いいたします。

 

現在、新潟病院に期待されている診療機能と教育・研修内容

  • 小児科、内科、外科、神経内科、リハビリテーション科などの一般診療と救急医療
  • Post-NICU機能の充実:Post-NICUとはNICU(新生児集中治療ユニット)のPICU(小児集中治療ユニット)の治療後の後方受け入れ施設です。
  • 小児のアレルギー、肥満に対する診療
  • 小児の難病、重症心身障害児者、成人の難病、筋ジストロフィー、ALSなどに対する多専門職種チームによる包括的ケア。在宅支援と療養介護制度の利用。
  • 地域におけるがん診療、がん緩和ケア、障害者・高齢者の一般外科診療
  • 障害者の歯科診療(入院患者中心)
  • 専門的な呼吸ケア(NPPV, TPPV)、栄養療法、摂食嚥下療法、呼吸不全患者に対するPEG造設
  • 遺伝カウンセリングと遺伝医療(次世代シークエンサーの臨床利用を含む)
  • 治らない疾患に対する心理サポート、認知行動療法
  • ロボットスーツHAL等を使ったリハビリの応用と臨床研究
  • 神経難病、小児科、筋ジストロフィー、重症心身障害児者の包括的リハビリテーション
  • 認知症の中核症状の診断、画像診断と家族療法(外来のみ)
  • 看護師の卒前教育、卒後教育。医師などスタッフの大学院教育のサポート。