2003年度 主な出来事
4月
- 4月14日 桑原貞徳絵手紙作品展開催
当院筋ジス病棟に入院中の桑原貞徳氏及び絵手紙の会会員の皆様の作品展が、平成15年4月14日〜30日、 柏崎郵便局において開催されました。
5月
- 5月11日〜15日 看護の日・看護週間のイベント開催
5月12日は、看護の基礎を築いたF・ナイチンゲールの誕生日にちなんで、看護の日に制定されています。
また、この日を含む一週間が看護週間です。当院では看護の日・看護週間にあたり、5月11日〜15日、 外来ホールに於きまして、各病棟、外来等を紹介するパネル展示や、看護体験コーナー、患者の皆様の作品展示などを 開催しました。また、5月13日には、イトーヨーカドー丸大柏崎店において、健康相談、服薬相談、栄養相談などを行い、 好評をいただきました。
7月
- 7月14日 第4回摂食・嚥下機能向上に関する研修会開催
平成15年7月14日(月)、第4回摂食・嚥下機能向上に関する研修会を開催しました。
講師に歯科医師の宍倉潤子先生(現・国立療養所下志津病院講師)をお招きし、在宅の保護者や養護学校教員、 保健師、当院職員を対象にした基本的な講義と、入院利用者様の摂食・嚥下指導を行いました。 - 7月14日 ふれあい展示コーナー開設
新潟病院の患者様の作品を展示する「ふれあい展示コーナー」が1階ロビー薬局前に設けられました。
今後も患者の皆様の作品は発表の場として定期的に開設する予定です。 - 7月30日 病院見学会開催
地域の皆様に当院をよく知っていただき、気軽に利用いただけるように病院見学会を開催し、柏崎市内の方々多数に 参加していただきました。院長による病院の概況説明、看護部長による看護概況の説明のほか、各診療科の紹介や 医療内容を説明させていただきました。その後、病棟やリハビリ訓練棟、最新の医療機器を備えた検査科や放射線科 などを見学していただきました。今後もこのような催しをしながら、専門病院としてだけでなく、地域に根ざした 病院として、地域住民の皆様のお役に立てるよう努力していきたいと思います。
10月
- 10月5日 第23回ふれあいレクリェーション大会が開催される
過日10月5日、第23回ふれあいレクリェーション大会が開催されました。
ボランティアとのふれあいと市民への理解を深めることを目的に、テーマ曲は 「共に歩もう明日に向かって」です。 ボランティア約80名、重症心身障害児者、筋ジス入院利用者、家族、スタッフの総勢400名が集いました。 4月に病棟からの代表実行委員会を立ち上げ入院利用者が委員長、本部、ボランティア、レクリェーションの3部門の 構成、運営を中心に行ってきました。内容は市内の中学校生徒による吹奏楽のアトラクションはじめ、模擬店の メニューでは80kmも離れた津南農家から直接仕入れた野菜市、軽食としてかき揚うどん、早朝から煮込んだトン汁、 お菓子など盛りだくさんの内容で舌鼓を打っていました。また、重症でベットから離れられない人たちには病棟での レクリェーションが行われたのは意義深いものがありました。入院利用者の方の声としては「高校生、大学生のお兄さん とも仲良くなったよ。メッセージカードをつけた風船は県外まで届くと嬉しいよ。」。ボランティアとして参加した 学生からは「学んだことは自分から積極的に動くことによっていろいろな人と楽しく交流できた。素敵な出会いや 思いでいっぱいのふれあいレクリェーション大会だった」とありました。(主任児童指導員 五郎丸道人)
11月
- 11月16日 西澤先生(新潟大学神経内科教授)講演会開催
当院と日本筋ジストロフィー協会新潟県支部との共催により、新潟大学脳研究所臨床神経科学部門神経内科学分野 教授・西澤正豊先生をお迎えして講演会が開催されました。「筋ジストロフィーの医療を巡って」と題しての講演が 行われ、会場となりました柏崎特別支援学校体育館には、患者様、ご家族の皆様など100人以上もの人達が集まり、 熱心に聴き入っていました。先生は、以前当院筋ジストロフィー病棟に勤務されたことがあり、当時から入院中の 患者の皆様との交流もなされました。 - 11月26日 第3回重症心身障害研修会開催
当院で第3回重症心身障害研修会が開催されました。特別講師に、国立秩父学園精神科 西脇俊二先生をお招きし、 行動障害への対応を、実際の具体例をもとに詳しく教えていただきました。また、当院からは、過去30数年分の データをもとに、重症児医療の変化を報告しました。 - 第2回神経難病セミナー開催
昨年に引き続き、今年度も神経難病セミナーを開催しました。昨年度はパーキンソン病についてのセミナー でしたが、今年は筋萎縮性側索硬化症(ALS)をテーマとしました。午前は、神経内科医長・近藤 浩 によりALS全般についての講演がなされ、午後は、1病棟看護師・中静洋子により在宅療養における看護・ 介護のポイントについて、副看護師長・藤塚ミチ子より経管栄養管理について、看護師長・岩崎文子より 吸引の手順についての講演が行われました。フリートーキングでは直接在宅患者様と関わる保健師の皆様から 様々な問題が提示され活発なディスカッションが行われました。