病院の特色
当院は、昭和14年1月、傷痍軍人新潟療養所として発足し、昭和20年12月1日、厚生省に移管され、国立新潟療養所となり、結核医療機関としての使命を果たしてきました。その後の医療環境、需要の変化に伴い、重症心身障害児、進行性筋萎縮症(筋ジストロフィー)及び小児慢性疾患を併せて受け入れ、昭和58年4月には、国立療養所新潟病院と改称し、小児慢性疾患地方基幹施設として位置付けられ、発展してきました。幼児期・学齢期の慢性疾患、喘息、腎疾患、肥満児などの専門的診療の他、歴史ある呼吸器疾患の専門的医療、神経難病医療、小児神経医療、リハビリなどの分野で、地域における専門施設としての役割を担っています。
さらに、平成12年3月1日、国立高田病院と統合し、成育医療、神経・筋疾患、重症心身障害に関する専門的な医療を行う施設として整備され、新たな国立療養所新潟病院として再出発しました。そして、国立病院・療養所の独立行政法人化に伴い、平成16年4月1日より、独立行政法人国立病院機構新潟病院となり、さらなる発展をめざしています。患者さんは県内はもとより、県外からもたくさんの患者さんが受診しておられます。
当院には、隣接して新潟県立柏崎特別支援学校(小学部、中学部、高等部)があり、入院しながらの通学が可能です。病状によっては、病室での出張授業も受けることができます。
また、当院には、3年制の附属看護学校があり、新潟県内外からの看護学生が勉学に励んでいます。
病院は柏崎市街の南西の高台にあり、JR柏崎駅から約3km、北陸自動車道柏崎インターから車で10分、国道8号線沿いの交通至便な場所です。前方に米山、後方には日本海、柏崎港を望む風光明媚な環境にあり、となりには、柏崎市民の憩いの場である赤坂山公園があります。
「よりよい環境で、よりよい医療を」をモットーに、職員一同一丸となって、地域医療に貢献したいと願っています。
病院の沿革
昭和30年頃の病院全景 |
昭和 | 14年 | 1月 | 13日 | 傷痍軍人新潟療養所として創設(定床500床) | |
昭和 | 19年 | 3月 | 12日 | 定床 700床に改定 | |
昭和 | 20年 | 12月 | 1日 | 厚生省に移管、国立新潟療養所となる | |
昭和 | 39年 | 9月 | 25日 | 医療法定床 550床に改定 | |
昭和 | 42年 | 3月 | 28日 | 重心病棟開棟 定床590床 | |
昭和 | 43年 | 12月 | 19日 | 筋ジストロフィー病棟開棟(結核を転換) | |
昭和 | 44年 | 9月 | 30日 | 重症心身障害病棟開棟(結核を転換) | |
昭和 | 46年 | 10月 | 25日 | 筋ジストロフィー病棟開棟(結核を転換) | |
昭和 | 47年 | 1月 | 25日 | 結核病棟(東4・東5)開設承認 | |
昭和 | 47年 | 7月 | 20日 | 医療法定床 510床に改定 (結核を減) | |
結核病棟(西1)を一般病棟に転換 | |||||
昭和 | 48年 | 10月 | 1日 | 結核病棟(東4)閉棟(46床) | |
昭和 | 53年 | 11月 | 1日 | 筋ジストロフィー(成人)病棟開棟 | |
昭和 | 54年 | 4月 | 4日 | 医療法定床 550床に改定 | |
昭和 | 54年 | 5月 | 2日 | 結核病棟(西2)を一般病棟に転換 | |
昭和 | 57年 | 11月 | 29日 | 結核病棟(西3)を一般病棟に転換 | |
昭和 | 58年 | 4月 | 5日 | 国立療養所新潟病院に改称 | |
平成 | 4年 | 11月 | 19日 | 結核病棟(西4)を一般病棟に転換 | |
人工腎臓透析承認(20床) | |||||
平成 | 5年 | 10月 | 1日 | 結核病棟(東5)閉棟(54床) | |
平成 | 8年 | 10月 | 1日 | 結核病棟(西5)閉棟(50床) | |
平成 | 9年 | 7月 | 1日 | 人工透析(西4)休止(20床) | |
平成 | 9年 | 10月 | 1日 | 一般病棟(西2)閉棟(60床) | |
平成 | 12年 | 3月 | 1日 | 国立高田病院を統合 | |
平成 | 13年 | 4月 | 1日 | 神経難病病棟(1病棟)開棟 | |
医療法病床数 350床 | |||||
平成 | 16年 | 4月 | 1日 | 独立行政法人国立病院機構新潟病院に移行 |
歴代院長
初代:若林俊一 | 2代:吉田捷治 | 3代:木村 元 | 4代:今井二雄 | ||
昭和14年1月10日〜 昭和21年6月27日 |
昭和21年9月3日〜 昭和25年6月30日 |
昭和25年7月1日〜 昭和32年12月31日 |
昭和33年1月1日〜 昭和34年10月15日 |
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5代:坂本正徳 | 6代:萩野秀夫 | 7代:江川三二 | 8代:高澤直之 | ||
昭和34年10月15日〜 昭和34年12月17日 |
昭和34年12月17日〜 昭和35年10月15日 |
昭和35年10月15日〜 昭和54年3月31日 |
昭和54年4月1日〜 昭和60年3月31日 |
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9代:小澤寛二 | 10代:若林允甫 | 11代:富沢修一 (名誉院長) |
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昭和60年4月1日〜 平成10年3月31日 |
平成10年4月1日〜 平成13年2月28日 |
平成13年3月1日〜 平成29年3月31日 |